算命学の技法
陰占、陽占、天冲殺、変剋律、干合・位相法、守護神法、才能運型、特殊運型、基段占技、
行動領域、数理法、八門法、気図法、障害特色占技、六親法、宿命格法、後天格法、局法、
大運、年運、月運、大運天冲殺、位進相法、特殊運型、相性、複合運等です。
陰占・陽占
陰占では、生まれながらに持っているその方の本質・性質、干支を用いてあなたの潜在的な
本質の部分が分かります。
陽占では、十大主星、十二大従星から貴方の性格や人との関わり方、人生観が分かります。
数理法・八門法・気図法
数理法は、宿命の中に潜む無意識のエネルギー値を算出します。そのエネルギー値を活用し
貴方の才能、開発に使用します。また五徳を見る事が出来ます。
- 禄(財運)
- 官(名誉運)
- 寿(健康運)
- 福(福運)
- 印(知恵、判断力)
気図法は、自然の気の流れに沿った、自然界そのものの配置図を表します。気図法では向いている進学先が分かります。
八門法は、人間の気の流れを五方向に定めて、それぞれの方向の強弱を表します。
「気図五行」を土台にして人間の器を測り、気の方向性をパターン化しているのが八門法です。
位相法
位相法には散法と合法があり、六親法と合わせて占うと、誰とぶつかりやすいか、誰とうまくいくのかが分かります。
位相法とは、主に十二支の組み合わせを見る事によって、現実的な出来事や事象を読み解くときに見る陰占法の約束事です。物事の形を主に「合」と「散」に区分して、人間の運命を考察していく事です。位相法は命式にある人と無い人がいます。でも後天運の位相法は全員にまわります。
位相法は現実の出来事のため、その現象によるその人の気持ちはわかりません。人間の行動とは、精神と行動が一致してこそ的確な対応ができます。
精神だけ・行動だけでは、当然ちぐはぐな言動になってしまいます。
位相法の種類
- 合(陽+)は、自然に沿った流れ
- 散(陰-)は、不自然な流れ
合の約束事
- 三合会局(三合木局、三合火局、三合金局、三合水局) ☆申子辰・亥卯未・寅午戌・巳酉丑
三合会局は十二支を円に配置したとき、正三角形にあたる十二支が地支に三つ揃うことを指し
三合は、季節の頂点の支(子・酉・午・卯)=旺支が中心になって、他の地支を強引に仲間に
する状態を表しています。
- 三合半会(正気半会、雑気半会)
☆(火局)寅午・午戌・寅戌
☆(金局)巳酉・酉丑・巳丑
☆(水局)申子・子辰・申辰
☆(木局)亥卯・卯未・亥未
半会は三合会局が元になっており、円状の十二支が正三角形で結びつく干支(三つ)の組み合わせの内2つの干支がある状態です。半分だけ会局している事です。
- 支合(東方支合、南方支合、中央支合、天軸支合、西方支合、北方支合)
(東方支合)亥・寅
(南方支合)未・午
(中央支合)戌・卯
(天軸支合)酉・辰
(西方支合)申・巳
(北方支合)子・丑
支合は二つの十二支同士の結びつきが強い組み合わせのことを言い、この二つの十二支は干合と同じく強い結びつきを表すため、結束・和合などの意味があります。
四方三位は季節(春夏秋冬)の十二支が宿命に3つ揃う事です。同じ世界・同じ方向へ向かって、広がりを見せます。
- 四方三位(東方三位、南方三位、西方三位、北方三位)
(東方三位)寅・卯・辰
(南方三位)巳・午・未
(西方三位)申・酉・戌
(北方三位)亥・子・丑
四方三位は季節(春夏秋冬)の十二支が宿命に3つ揃う事です。同じ世界・同じ方向へ向かって、広がりを見せます。
散の約束事
- 対冲(天衝冲、地衝冲)
(天衝冲)子午・丑未・卯酉
(地衝冲)寅申・辰戌・巳亥
対冲は円状の干支が対称軸に配置されている干支のことを言います。最も激しいエネルギーの
正面衝突です。
- 害(東方害、南方害、中央害、天軸害、西方害、北方害)
(東方害)巳寅
(南方害)丑午
(中央害)卯辰
(天軸害)酉戌
(中央害)卯辰
(西方害)亥申
(北方害)子未
害は不自然融合です。状態が不自然のまま一体化している状態を言います。バランスの取れた融合では、合理性を重視する(支合)となりますが、アンバランスな融合が(害)です。
- 刑(旺気刑、生貴刑、自刑、庫気刑)
(旺気刑)卯子
(生貴刑)申寅・寅巳・申巳
(自 刑)亥亥・午午・酉酉・辰辰
(庫気刑)丑未・未戌・戌丑
刑は本人以外との衝突・トラブル・争い等です。東西南北4方向において、人と場所での争いが刑です
- 破 ☆丑辰・戌未・酉子・卯午
破は現実が分離(壊れる)するものではなくて、心の安定を壊すものです。
- 大半会
- 律音
- 納音
- 天剋地冲
- 比和
天冲殺
12年に1度巡ってくる、エネルギーが外に向かいにくくなる時期のため、評価されない、物事が上手くいかない時期で2年間続く期間が天冲殺です。
行動領域
人間関係(交流)の広さ、自分が影響を与える人間関係の広さを表します。
その人が生きる範囲になるので、行動領域が広い方が自分に合っているのか、狭い方が自分に合ってるのかは人それぞれ違います。
守護神法
宿命は十干と十二支の組み合わせで決まります。それぞれの宿命に必要なものが「守護神」であり、守護神を生かすと運勢が伸びていきます。どういった生き方が貴方に合うかを見定めていきます。
才能運型、特殊運型
才能運は貴方に合った苦労の仕方や、努力する方向性を知ることが目的で「苦労する・しない」ではなく、誰もが苦労する事を前提として考える技法です。
特殊運は進学、突発事故、精神葛藤、家庭運矛盾、育秀型、傷官型などが分かります。
基段占技
人生の大まかな傾向などが分かります。
障害特色占技
傷相、病相、罪相、独相、情相、色相、団相、破相、消相、精相などが分かります。
年運・大運
運の上昇、運の下降、詐欺・誘惑に遭い易い時期、人生が横道へ逸れる時期、健康運などが分かります。
追記
実際の鑑定では複数の占術を使用しています。それは、その方の抱えている問題点や何に悩むのかといった情報などを知るためです。
その方の、おおよその全体像を捉える為には多方面から見る必要があります。人には長所もあれば短所もあり、占術にも得意な分野もあれば不得意な分野もあります。
占術に関して言えば、その占術が始まった思想・経緯・過程・経過までさかのぼる必要がありますので、あえては触れません。
鑑定で何かしらのアドバイスをするには、その方の様々な側面も含めて全体を捉える必要があります。また、その方の育った環境も大いに影響します。
算命学・四柱推命では、その方の本質を捉えることに長けています。いっぽう西洋占星術では、その方の側面や思考癖・嗜好などが分かります。